かごや手押し車や弁当売りよろしく胸からさげた箱に売り物を入れて売り歩く呼び売りがロンドンの街には大勢いました。 くだもの、野菜、パン、お茶菓子といった食べ物や、ゆびぬき、くし、インクつぼといった小物や、花などが売られていました。 18世紀になると新聞の呼び売りもあらわれます。 ペットフードも売られていました。 『ドリトル先生』に出て来るネコ肉屋のことですね。 くず肉、馬肉、内蔵などを、猫や犬のえさとして売り歩いていたのです。