一般家庭のトイレは、屋外便所がほとんどでした。
上流家庭になればなるほど、水洗便所の率は高くなりましたが、それでも6割以上が屋外便所でした。
こった美しい便器も作られましたが、どんなにきどってもトイレはトイレ。
なるべく人目につかない場所にと、地下や裏庭に設けられました。
ですから、夜中にトイレを使いたい時に、わざわざそんなところまで行かずにすむように寝室にはおまるが用意されているのが普通でした。トイレットペーパーとして用いられたのは、新聞紙を適当な大きさに切ったものです。
が、当時の新聞紙の紙質を考えると、あまり使いごこちはよくなかったでしょう。
その後、四角い紙のトイレットペーパーが、やがて、ロール式のものも売られるようになりました。
けれども、ミシン目がはいっていなかったので、トイレの戸棚には、トイレットロールと紙を切るナイフが常備されていたそうです。ご婦人たちは外出の際にトイレに行くのを、人に悟られるのを恐れて、
扇の握り部分にある小さな隠しポケットに、トイレットペーパーをしのばせていたとか。
1827年にリージェンツパークの北にロンドン動物園が開園しました。
1828年から会員制で公開されて、会員は同伴者をふたりまでつれてはいることができましたが、ものすごい人気で、プラチナチケット並みだったそうな。
けれども、そのブームにもかげりが見え、財政難に陥った動物園は、プライドを捨て、1840年からは会員制を廃止。一般に向けて公開するようになりました。
さらに、現在で言う「客寄せパンダ」のような、スター動物を導入。
子供達の人気を勝ち得ました。
1回2ペンスで、子供達は象の背中に乗ることができました。
1日に1000人以上も乗ったそうな。
袖のかわりにケープのついた、婦人用のコートというかマントです。
ノースリーブのコートの上に、長めのケープ(小さなマントのような肩にはおる布)が
ついたものです。
「銀河鉄道999」のメーテルが着ているコートの袖がないもの、という説明が
いちばんわかりやすいかも。(ちょっと違うけど)