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役立ち掲示板からの抜粋です。
すばらしい情報ばかりなので、こうして紹介させて
いただきます。
ご協力ありがとうございました!!



 この前、古書を探すのに Barnes & Noble が良いと書きました。確かに便利でよく使っているのですが、最近あることが気になったので別の検索サイトもご紹介しておきます。あるミステリー作家のサイン入り献呈本が売りに出されていて、いろいろなサイトで見かけたのですが、値段が非常にまちまちなのです。献呈の言葉まで同じなので、同一の本に間違いはないと思うのですが、450ドルのところもあれば、580ドルで売りに出しているところもありましたが、B&Nでは、なんと605ドルでした。これは一例に過ぎないので、B&Nが一般に高いとは言えませんが、ある程度以上高価な古書を購入しようとする時には、必ず複数の検索エンジンを使って、もっと安く出ていないかを確認した方が良いようです。できれば、仲介業者を通さずに、その本を実際に所持している書店と直接交渉するのが一番良いでしょう。広い範囲をすばやく検索してくれて便利なサイトの一つに、BookFinder があります。
Y.Kさま


洋書の古書検索サイトには、他に
http://www.abebooks.com
http://www.bibliofind.com
があります。
 前者はAdvanced Book Exchangeと言って、検索が細かくできるのがいいです。例えば、ハードカヴァーかペイパーバックか、ジャケット付きがいいか、署名入りがいいか、とか。
 価格順や新規登録順などで並べることもできます。ここを通じて購入することも、古本屋と直接コンタクトして購入することもできます。
 ABEを通じて買えるのは限られていますが、送料等が自動的に計算されて、時にはちょっと高いんじゃないのということもありますので、その場合には古本屋にコンタクトして購入しています。
 後者は前者とほとんど重なっていますが、前者にないものがこちらで見つかることも(逆も)あります。どちらも店によって支払方法が記載されていますので買う際にはご注意ください。
 クレジットカードは簡便ですが、CCを受け付けない店もあります(その際は国際郵便為替を使うことが多い)。
 和書でもこういうのがあればいいんですが(現在あるのは、少なくとも私には役に立ちませんでした)。
 使い始めた頃は、かなり珍しい本が安価に買えたのですが、この頃は知る人も多くなったからか、なかなか掘り出し物は出ません。とはいえ、それまで古書をカタログ通信販売で買っていた頃と比べると、探求本に出会う機会が格段に増えたことは確かです。
 例えば、Ernest Bramahの単行本未収録Kai Lungものを集めた、限定版のKai Lung: Sixなど、カタログで目にした覚えはありませんが、忍耐強く毎日のようにサーチしたところ見つかりました。
 このように、毎日のように登録されている本は入れ替わっています。
 「あったーっ!」と思って注文を入れても、どうしても欲しい本に限って、すでにさらわれていたことが何度もあります。
 また、こんなことは頻繁にはありませんが、国内でも同様のことがあるように、専門外の書店が出した本は意外に安いことがあります。
 つい先日、Adam Broomeという作家の探求本をまとめて入手することができましたが、$10〜20程度で、買って良かったと思いました。
 ああ、ミステリ洋古書の話になると、筆が(いや、指が)止まりません。
この辺でやめておきます。(くれぐれも、財布の紐にご用心!)
小林晋さま


 検索サイトについて、少し補足します。

1.BookFinder の検索画面の "Show more options..." をクリックすると、キーワードや、ISBNや購入希望価格帯などを含めて検索できるようになります。でも、サイン入りの初版本で price range は低く、と入れるとあまり見つかりまん。
(当り前か・・)
2.Bibliofind では、入会金20ドル+月25ドルほどで「会員」になることができるようです。つまり「ネット上の本屋さん」になれてしまうわけです。凄い時代ですね。
Y.Kさま


 サイン本ですが、サインありとして検索しても、単に前の所有者の署名だったりすることもあるので、signed by the authorとかinscribed by the authorであることを確認する必要があります。
 サイン本を探している方はご注意ください。
 おそらくsignatureとかsignとかの単語で検索しているためでしょう、極端な話、no inscription(書き込みなし)でもひっかかります。
 同様のことはジャケットに関しても言えて、ジャケット付きで検索しても、no djあるいはno dwと記述があると引っかかります。bibliofindもadvanced book exchangeも問い合わせの欄がありますので、曖昧な場合はそれを使って確認するといいでしょう。
小林晋さま

 ネット上で買い物をされる方はこれからますます増えるでしょうし、その決済手段も洗練されていくことと思います。私は今までにもう100回以上オンラインの買い物をしていますが、これといって大きなトラブルに見舞われたことはありません。しかし、初めての方はもちろん、慣れている方も注意が必要であることは言うまでもありません。
 具体的には、暗号化されない場合、クレジットカード番号や有効期限の情報は、2分割してメールした方が良いようです。送信の途中でサーチ・エンジンを使ってカード情報をインターセプトし、悪用する人がいないとも限りません。本当を言うと、どこかに書き込んである情報ならともかく、ネット上を飛び交う膨大な数のメールを無作為にサーチするなどということが可能なのかどうか、やや疑問なのですが、世の中にはどんなクラッカー(悪意あるハッカー)がいるか判りませんから用心に越したことはありません。
 カードや支払いのトラブルは経験したことがありませんが、送られてきた本がネット上で記載されているのとは違う、ということはありました。昨年出版されたクイーンの『誤りの悲劇』の番号入り限定版を遅まきながら手にいれようとした時、最初送られてきたのは番号が判読できず、ファクシミリによるダネイの原稿も付いていない本でした。オンライン書店の最大手 Amazon.com 提携の古書店だったので、早速抗議のメールを出し「明確な返答をもらうまではアマゾンへの評価 (Feedbacks)は保留する。」と半分、と言うかほとんど脅しをかけたところ、すぐ返事が来て、それは行き違いである、本当の限定版をすぐ再送する、と言ってきました。新しく送られてきた本には、ちゃんとファクシミリ版原稿も付いていましたし、限定の番号も読めました。
 ネットで買い物をするのは、トラブルさえなければ、これほど簡便なことはありませんが、目に見えない相手と取引しているわけですから、身元がしっかりしているか、これまでの実績・評価はどうか、といったことへのチェックが欠かせません。いざ、トラブったときには、明確に論拠を挙げて交渉するくらいの英語力も必要だと思います。
 最後に、ショッピングが簡単なだけに買い過ぎにはくれぐれもご用心。自戒を込めて^^;
(Y.Kさま

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