我が家の愛猫メイこちゃんは、去年の二月末に糖尿病を発病し、三月には一週間も入院する、という大変な目にあいました。
原因は肥満。
メイの場合は、インシュリンが出なくなるタイプではなく、脂肪が多くなりすぎて、インシュリンの効きが悪くなるタイプだったのです。
しかし、猫のダイエットというのは難しい。カロリー制限をする、ということは、すなわち、まんまの量が減る、ということですから、メイこちゃんは空腹に耐えきれずに、一日中「わあお、わあお」と叫んでいました。
ああ、しかし。24時間点滴を一週間も続けた猫の哀れな姿を二度と見たくはない。そのためなら、わたしも妹も鬼になりましょうぞ。
わざわざハンズで誤差が0.1グラムのスケールを買い、厳密にフードの重さをはかって給餌することで、とりあえず5.8キロから4.8キロに、半年がかり痩せさせることに成功。糖尿病も完治いたしました。さて。
冬になり、毛がはえかわる時期になると、猫はめちゃくちゃ腹が減るらしく、ぴーぴーやかんのように鳴くようになりました。
「しょうがない。一日、5グラムずつ、かりかりを増やそう」と、妹とわたしがうっかり仏心を出してから、たったの一週間。
猫はなぜか100グラムも増えていました。
なんでだー!!
おまえは錬金術の法則さえ無視して太るのかー!!というわけで、昨日からメイこのまんまは再び、減らされることになったのでした。
ああ、あの100グラム。あれを減らすのに、二ヶ月はかかる・・らぶりーな写真 退院直後の5キロねこ(背中にのっているのは、回復祈願の千羽鶴です。壁にかかっているのがちょっと写ってますね)